製造業や建設業などのものづくり企業において、以下のような課題解決のお手伝いをさせていただきます。
①コスト削減(5S、ムダとり 等)
②納期遵守率のアップ
③在庫削減(材料在庫、仕掛在庫、製品在庫)
④商品開発リードタイムの短縮
⑤生産リードタイムの短縮
⑥品質向上
⑦管理間接部門の生産性向上
現状の業務プロセスを分析し、課題を抽出し、あるべき業務プロセスへの再構築を支援します。
標準的な支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | 目的・課題のヒアリング |
・経営ビジョン、経営戦略を確認します。 ・解決したい課題を確認します。 |
2回目 | 現状分析 |
・解決したい課題に関連する業務プロセスを見える化します。 (現状の業務フローの作成) ・現場を視察します。 ・問題となっている事象を洗い出します。 |
3回目 | 問題構造分析 |
・問題の真の原因を追究します。 ・解決すべき根本的課題を抽出します。 |
4回目 | 課題解決策の立案 |
・根本的課題解決策を立案します。 ・あるべき業務フローを作成します。 |
5回目 | 解決策の実行計画作成 |
・解決策の実行プロジェクトを編成します。 ・スケジュールを作成します。 |
ものづくり企業における不良撲滅を目的として、問題解決手法を製造現場で実践するお手伝いをさせていただきます。問題解決の手順に従い、QC7つ道具などの手法を活用しながら、実際に製造現場の皆さんと一緒に不良の削減に取り組みます。
標準的な支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | 手順の概要理解 |
・どのような課題を抱えておられるのかを確認し、取り組みの目的を明確にします。 ・QC的問題解決法の概要、手順をご説明します。 ・次回までに、テーマ候補を検討していただきます。 |
2回目 |
テーマ選定 現状把握 目標設定 |
・不良削減のテーマ候補を評価し、テーマを設定し、その重要性を評価します。 ・対象となる製造ラインを確認し、現象別の不良件数を把握します。 ・目標設定をします。 |
3回目 |
要因の解析 |
・なぜなぜ分析により、不良の要因を分析します。 ・特性要因図を作成します。 |
4回目 |
対策の立案 |
・主要因を検証し、原因を特定します。 ・対策案を検討し、評価します。 ・対策の実施計画を作成します。 ・次回までに計画に従い、対策を実施していただきます。 |
5回目 |
効果の確認 標準化 |
・対策実施の効果を確認し、評価します。 ・作業手順書を見直すなど、標準化の検討を行います。 |
6回目 |
まとめ |
・作業手順書等の標準化の内容が無理なく実施できるか検証します。 ・他の製造ラインへの横展開について検討します。 ・横展開の実施スケジュールなど、今後の方向について検討します。 |
お客様が製造業の場合、自社で納期遅れが発生すると、お客様の生産が混乱し、生産ラインが止まってしまうこともあります。最悪の場合、取引停止につながる可能性もあります。つまり、自社の生産工程とお客様の生産工程は「納期」という連結環でつながっています。納期遅れの元凶は生産遅れにあります。何とか生産遅れを食い止めようと、生産管理担当者が現場を走り回ってはいないでしょうか? 生産管理システムがうまく機能しているでしょうか? 納期遅れの原因分析を踏まえて解決策を立案し、納期遅れを発生させない納期管理の仕組みを一緒に考えていきましょう。
標準的な支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | 現状把握 |
・納期遅れの実態や納期管理の現状を把握します。 ・受注状況分析の方法を説明します。 ・リードタイム分析の方法を説明します。 ・生産管理業務分析(業務フローの作成)の方法を説明します。 |
2回目 | 問題構造分析 |
・受注状況分析(受注タイミング、受注範囲、生産計画への反映、等)を行います。 ・リードタイム分析(各工程別のリードタイム、工程間の待ち時間、等)を行います。 ・生産管理業務分析(各部門間の情報の流れ、問題点、等)を行います。 ・納期遅れに関する問題点をツリー化し、根本的原因を追求します。 |
3回目 | 課題解決策の立案 |
・受注管理の課題と解決策を整理します。 ・リードタイム短縮策(持ち時間の削減策)を検討します。 ・納期遅れ撲滅の課題と解決策を検討します。 ・生産管理業務の目指すべき業務フローを作成します。 |
4回目 | 生産計画作成の改善 |
・納期回答の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 ・生産計画作成の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 ・材料調達の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 |
5回目 | 生産統制の改善 |
・生産進捗管理の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 ・生産指示(優先順位の見直し)の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 ・在庫管理の仕組み、ITシステム、運用方法の改善策を検討します。 |
6回目 |
改善効果確認と 今後の方針決定 |
・納期管理改善の効果(納期遵守率)を確認します。 ・製造リードタイム短縮の効果を確認します。 ・残された課題について整理し、今後の方針を決定します。 |
製造業は受注と生産の関係によって、①個別受注生産、②繰り返し受注生産、③受注組立生産、④見込生産の4種類の生産形態に分けることができます。いずれの生産形態も下流は受注を受けてから動きますが、上流側は見込生産で進められ、上流側の見込生産と下流側の受注生産がぶつかる点で在庫を抱えることになります。在庫が少ないと欠品が生じますし、在庫が多いと在庫維持費用がかさみ経営を圧迫するとともに、本質的な問題を見えなくしてしまいます。したがって、多くもなく少なくもない適正在庫を算出し、それを維持することが重要になります。実際に在庫を把握し、適正在庫にするための課題を一つ一つ解決しながら、その手法を一緒に学んでいきましょう。
標準的な支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | 在庫の役割と適正在庫の理解 |
・在庫の役割とリードタイムとの関係、在庫を持つことのリスクについて説明します。 ・適正在庫の考え方について説明します。 ・削減したい在庫と在庫の在りか(倉庫、製造ライン、店舗等)を確認させていただきます。 ・次回までに品目別の在庫量、在庫日数を調査していただきます。 |
2回目 |
在庫の現状分析 |
・在庫(製品、材料、仕掛品)の実態を把握します。 ・過剰在庫の廃棄方法を説明し、次回までに不要在庫を廃棄していただきます。 ・倉庫管理、現品管理・入出庫管理の現状確認、改善策を検討します。 |
3回目 |
製品在庫の削減 |
・売れ筋・死に筋商品を把握します。 ・販売計画作成の現状を確認します。 ・販売計画の精度向上策について検討します。 |
4回目 |
販売と生産の連携の見直し |
・販売計画と生産計画との関係(連携度合)を確認します。 ・連携を阻害する課題を洗い出し、対策を検討します。 |
5回目 |
材料在庫の削減 |
・材料の発注方法と納品方法を確認し、課題を抽出します。 ・課題解決策を検討し、発注方法・納品方法の見直しを行います。 |
6回目 |
まとめと今後の方針の決定 |
・製品在庫・材料在庫の削減状況を確認します。 ・仕掛在庫の現状と課題を確認します。 ・今後の取り組み方針を決定します。 |
2015年にISO9001の規格要求事項が大きく改訂されました。この改訂では、ISOと事業との一体化、すなわちISOを事業目的の達成に役立てることを求めています。ISO9001が求める品質マネジメントシステムは、「会社のしくみ」そのものです。事業をしくみ化することで、次の3つのメリットを得ることができます。
1.仕事の分担ができる
社長がボトルネックになって仕事が進まないということがなくなります。適材適所で人材を配置でき、仕事が効率化できます。また社長がいなくても業務が回るようになります。社長は経営者としての仕事に集中できるので、パフォーマンスも上がります。
2.将来の予測ができる
成果が出る手順をしくみ化して繰り返せば、来年も再来年も同じ成果が期待できます。つまり先が読めるので、安心して事業に取り組むことができます。設備や人材に投資する余裕も生まれます。
3.事業を拡張しやすい
成り行き経営では再現性がありませんが、成功した1つの事業でしくみができれば、そのしくみで新たな事業を展開しても成功する確率が高まり、事業の拡張が容易になります。
つまり、しくみ化は、会社が大きく成長するために必ず実施しなければならない取り組みの一つと言えます。ISO9001の規格要求事項を参考に、自社のマネジメントのしくみを改善すれば、様々な経営課題の解決につながります。真に経営に役立つ品質マネジメントシステムの構築に取り組んでみませんか?
ISO9001認証取得に向けた標準的な支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | ギャップ分析 |
・会社の概要を確認させていただきます。 ・ISO9001の要求事項の主な改訂ポイントを説明します。 ・現在の会社のしくみとISO9001:2015の要求事項とのギャップを把握します。 |
2回目 |
プロセスアプローチ |
・業務フローを確認し、必要に応じて業務フローの作成方法についてお伝えします。 ・タートル図についてサンプルをお見せしながら説明します。 ・業務プロセスの分割について説明します。 ・QC工程表と作業標準書について説明します。 ⇒タートル図やQC工程表・作業標準書の作成に着手していただきます。 |
3回目 |
品質マニュアルの枠組みの決定 |
・タートル図をレビューします。 ・品質マニュアルの目次を検討します。 ・経営理念、事業計画の有無を確認します。 ・利害関係者のニーズ及び期待について説明します。 ・外部・内部環境の分析、課題の抽出について説明します。 ⇒利害関係者のニーズ及び期待、外部・内部の課題について整理していただきます。 |
4回目 |
組織の状況把握 |
・利害関係者のニーズ及び期待をレビューします。 ・外部・内部の課題をレビューします。 ・3C分析(現状と目指すべき姿)を説明します。 ・戦略マップを説明します。 ・戦略テーブルを説明します。 ・リスク及び機会について説明します。 ⇒3C分析、戦略マップ、戦略テーブルを作成し、リスク及び機会の一覧表を作成していただきます。 |
5回目 |
リスク及び機会の把握 目標展開及び改善 |
・3C分析をレビューします。 ・戦略マップをレビューします。 ・戦略テーブルをレビューします。 ・リスク及び機会をレビューします。 ・品質方針・品質目標を設定します。 ・年間活動計画を検討します。 ⇒年間活動計画を作成していただきます。 |
6~ 7回目 |
品質マニュアルの作成 (間接業務) |
・主要プロセス(製品実現)を支える以下の支援プロセス(間接業務)について検討します。 ①総則(目的、適用範囲、等) ②文書管理 ③経営者のリーダーシップ ④経営戦略の展開 ⑤資源管理 ⑥各種規定等の文書(スキルマップ、教育関連、設備保全関連、監視計測機器関連、等) ⇒品質マニュアル(間接業務)を作成していただきます。 |
8~9回目 |
品質マニュアルの作成 (製品実現) |
・QC工程表・作業標準書をレビューします。 ・製品実現プロセスについて検討します。 ①顧客関連プロセス ②設計開発プロセス ③生産管理プロセス ④購買プロセス ⑤製造プロセス ⑥品質管理プロセス ⑦各種規定等の文書(見積書、製品図面、仕様書、DR、購入先・外注先登録簿、評価表、注文書、作業指示書、4M変更手順書、預かり品管理台帳、各種記録、等) ⇒品質マニュアル(製品実現)を作成していただきます。 |
10 ~11回目 |
品質マニュアルの作成 (評価・改善) |
・評価・改善プロセスについて検討します。 ①監視・測定・分析・評価 ②不適合・クレーム対応 ③内部監査 ④マネジメントレビュー ⑤是正処置 ⑥継続的改善 ⑦各種規定等の文書(クレーム連絡書・対策書、是正処置報告書、内部監査関連書類、等) ⇒品質マニュアル(評価・改善)を作成していただきます。 |
12~13回目 |
運用支援 |
・品質マニュアルをベースとした従業員教育を支援します。 ・運用の進捗を管理し、品質マニュアルの修正等を検討します。 ・内部監査の実施を支援します。 ・マネジメントレビューの実施を支援します。 ⇒品質マニュアルに沿った運用と内部監査及びマネジメントレビューを実施していただきます。 |
14回目 |
申請前最終チェック |
・審査機関に審査登録申請する前に最終チェックとして、各種ドキュメントならびにエビデンス(記録)を含めた品質マネジメントシステム全体の確認を行います。 ・経営者への審査ロールプレイを実施します。 |
15~16回目 |
審査指摘事項対応とまとめ |
・第一審査(文書審査)及び第二審査(運用審査)について、審査機関からの指摘事項に対して、その指摘の意味や具体的な対応策が分からない場合には、対応策を導き出せるよう支援します。 ・今後の進め方について協議します。 |
2018年6月に食品衛生法が改正され、食品衛生管理の国際規格であるHACCPが制度化され、街の小さな飲食店をはじめとする食にかかわるすべての事業者がHACCPへの対応を求められるようになりました。HACCPとは、Hazard Analysis Critical Control Point の略で、食品製造工程中に危害防止につながる必須管理点をリアルタイムで監視・記録していく仕組みです。遅くとも2021年6月までに義務化されることになります。改正食品衛生法では、以下の2つの基準を設けています。
①「HACCPに基づく衛生管理」・・・HACCPの7原則12手順に基づいた衛生管理
②「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」・・・一般衛生管理を基本として事業者の実情を踏まえた手引書等を参考に必要に応じてCCPを設けた衛生管理
①「HACCPに基づく衛生管理」の導入支援の流れは以下のようになります。お客様の状況に応じてアレンジさせていただきます。
回数 | 項目 | 内容 |
1回目 | 現在の衛生管理状況の把握 |
・HACCPの概要を説明します。 ・貴社の食品衛生管理の現状を確認します。 ・経営者のコミットメントをいただきます。 ・HACCPチームを編成します。 |
2回目 | 製品の記述 |
・貴社が取り扱っている食品について整理します。 ①原材料およびその由来 ②物理的・化学的組成 ③微生物殺菌 ④包装形態 ⑤保持・保管条件 ⑥出荷条件 ⑦流通方法 ⑧意図する使用方法 |
3回目 | 製造工程図の作成 |
・すべての原料、製造工程をブロックで示したフローダイアグラムを作成します。 ・フローライアグラムやレイアウト図に見落としがないか、現状に合っているを現場検証します。 |
4回目 | 危害要因分析と必須管理点の決定 |
・潜在的(起きうる)ハザード(危害要因)を列挙します。 ・潜在的ハザードについての対処方法を検討します。 HACCPで対処するか、一般衛生管理で対処するか ・危害分析リストを作成します。 ・必須管理点(CCP)を決定します。 |
5回目 | 許容限界とモニタリング手段の確立 |
・個々の必須管理点について、コントロールする手段を決定します。 ・許容限界が守られていることを確認するためのモニタリング(監視)手段を確立します。 ・許容限界を逸脱した場合の是正措置を設定します。 |
6回目 | 検証手段と記録方法の確立 |
・HACCP計画が正しいか(科学的妥当性確認)を検証する作業)何を、頻度、誰が)を決めます。 ・計画通り実施されているか(遵守)を検証するための文書化および記録保管方法を設定します。 |