事業を始めて間もない頃や、会社が小さい頃はとにかく目先の売上確保に力を注がなければならず、マーケティングやセールスに関心が行きがちですが、ある程度売上が確保できるようになると、社長が最前線で実務をやるのではなく、実務は現場に任せて、社長は将来の売上を作るための活動をする必要があります。そのためには「会社の仕組み」を作らなければなりません。「会社の仕組み」ができると、次のようなメリットを得ることができます。
1.仕事の分担ができる
社長がボトルネックになって仕事が進まないということがなくなります。適材適所で人材を配置でき、仕事が効率化できます。また、社長がいなくても業務が回るようになります。社長は経営者としての仕事に集中できるので、パフォーマンスも上がります。
2.将来の予測ができる
成果が出る手順を仕組み化して繰り返せば、来年も再来年も同じ成果が期待できます。つまり先が読めるので、安心して事業に取り組むことができます。設備や人材に投資する余裕も生まれます。
3.事業を拡張しやすい
成り行きまかせの経営では再現性がありませんが、成功した1つの事業で仕組みができれば、その仕組みで新たな事業を展開しても成功する確率が高まります。事業の拡張が容易になります。
つまり、仕組み化は、小さな会社が大きく成長するために必ず実施しなければならない取り組みの一つと言えます。ISO9001は、認証取得することだけがその活用方法ではありません。会社の仕組み化を要求するISO9001には会社経営のヒントがぎっしり詰め込まれています。これを活用しない手はありません。会社経営のバイブルとしてISO9001を活用されることをお勧めします。
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